アイフルホーム霧島・鹿児島・熊本の注文住宅

１.庭に木を植える前に考えておきたいこと

庭に木を植える際、まず考えておきたいのは環境です。沢山枯葉が落ちてしまう大きな木を、ご近所さんと接近する場所に植えてしまったらどうでしょう？ご近所さんにはとても迷惑になってしまいますよね。

また木の好む環境も様々です。日光がしっかり当たらなければ成長できない種類もあれば、日陰でもしっかり成長出来る植物もあります。そして、忘れてはならないのが、木は成長し大きくなるということ。大木に成長するものを選んでしまって、敷地をはみ出したり、建物に悪い影響を与えるようになってしまっては大変ですね。

長い付き合いになる木ですから、敷地の広さ、成長に合わせた環境をしっかり考えて選んでいきましょう。

2.木を植える目的

木を植えるのに、人それぞれ目的があると思います。樹蔭を作りたい、プライベートな空間を隠したい、自然を演出したい、家のシンボルになるものが欲しい、生った実を食べるのを楽しみにしたい。では、そのためにはどんな木を選べばいいのでしょうか？代表的なシチュエーション/目的別に考えていきましょう。

【木陰を作るために】

木陰をつくる理由によって違いますが、例えば日差しの強い夏に木陰が欲しく、冬には日当たりがよくなるようにしたい場合。どんな木がいいでしょうか？それなりの大きさがあって、夏に葉が生い茂り、冬は葉が落ちる木はどうでしょうか？生い茂った葉で夏には木陰を作り、冬は程よい日当たりになるのではないでしょうか。落葉樹を選んでみるといいかもしれませんね。日差しを完全に防いでくれる木陰でなくても、庭先に広がる木漏れ日を作れる程度の広がりを持つ種類もいい感じです。
（代表的な落葉樹 エゴノキ、ウメ、ヤマボウシ、ハナミズキ、モミジ、ジューンベリー、ブルーベリー、シャラ等）

【目隠しとなる木】

隠したいプライベートな空間はご家庭によってそれぞれですが、例えば家族のくつろぐリビングが人通りのある場所に面していた場合。その間の庭に、ある程度の高さの木を植えるのはどうでしょうか？前述の落葉樹では冬になると見えてしまうので、１年中葉をつける常緑樹がいいのではないでしょうか。高い外壁で囲むのも１つの方法ですが、もう少し自然を演出したい方は低めの塀に加え人の目線以上高さの常緑樹を植えれば景観もよりよくなりそうですね。
(代表的な常緑樹 キンメツゲ、ウバメガシ、トキワマンサク、ヒイラギモクセイ)

【家のシンボル】

家も家族も共に成長していく。そのシンボルとしての木を敷地に植えるのを希望する人も多いと思います。家のシンボルとなる木なので自分に１番合ったもの/理想とするものを選びたいですね。
例えば季節の移り変わりを感じる庭にしたい。となれば、色の変化と落葉を楽しめる、もみじなどの落葉広葉樹もいいですね。他にも花や実のなる木の場合、花や実の付き方で時の移り変わりや、気候の変化を感じ取るきっかけになるかもしれません。香りのする花の場合、この季節がまたやってきたなぁと季節の移り変わりを感じるのではないでしょうか。
年間通して変わりない姿であって欲しい、と思うならば比較的丈夫な常緑樹を選んでみるといいかもしれませんね。木々の手入れがお好きな方は生育旺盛な木を選び、剪定しながら育てていくのも楽しみになるかもしれません。
また果実のなる木を選び、収穫を楽しみにするのもいいですね。子供さんと一緒に木の成長を楽しみに出来るのではないでしょうか。シンボルとなる高木と、中低木や花などの植物を組み合わせると、敷地の景色に立体感を演出でき、華やかな印象の庭になります。
(代表的なシンボルツリー シマトネリコ、 オリーブ、キンモクセイ、イロハモミジ、ウメ、サルスベリ、ハナミズキ、ヤマボウシ、スノーボール、ヒメシャラ、ナンテン、ソヨゴなどなど)

3.最後に

Q　庭に植える木に向かないものがあるの？

あります。

トゲがあるものや毒性があるもの、虫が寄ってきやすい木などがあります。そういったものはあまり庭に植える木としては向かないようです。

他にも根を大きく張りやすいものも気をつけておきたいですね。根が大きく張りやすいものになると家の土台が傷つけられる可能性があります。日本には昔からの迷信や言い伝えで家には植えてはいけないと言われているものもあるそうですが、ご自分の好みに合った木を見つけて素敵な庭が造れるといいですね。

Q　縁起のあるものや風水を気にした方がいいの？

せっかくなので、ぜひ気にしてみるのもいいかもしれませんね。
縁起ものとして、梅、松、ナンテンなど色々ありますが、特に松竹梅の木を植えることで幸せが訪れるといういい伝えがありました。幸せを願って植えるのも良いですね。また、方位別で運気が上がるものと下がるものがあるそうです。
例えば、東の方位だと白と黄色が好まないそうです。南の方位も白が好ましくないそうです。北の方位だと白と赤が好ましくないようです。このように植える木だけではなく方角によってどの色が良いのかということも考えてみてはいかがでしょうか？より一層素敵なお庭になると思います。