家づくりなんでもQ&A
HOUSE BUILD FAQ
上棟式って何?
そもそも上棟式(じょうとうしき)とは?
上棟式(じょうとうしき)とは、棟上げ(むねあげ)まで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する式です。
建物の守護神と、匠の神を祀り(まつり)ます。
一般的には、柱・棟(むね)・梁(はり)といった、建物の骨組みが完成し、棟木(むなぎ・むねき)を組み上げるときに行われます。それが語源で、「上げる、棟(むね)」と書いて、「上棟式」という式をします。 棟木は、三角屋根の一番高い部分に取り付けられる材料のことであり、棟木を組み上げるということが、骨組みが完成したという意味になります。
なお、標準的な棟木の太さは、10.5cm角~12cm。”これ以上太いと、住宅上部の重量が増し、地震の際に不安定に。これ以上細いと、構造的に強度や耐久性を保てない”とされています。
「上棟式」のほかに、棟上げ(むねあげ)、建前(たてまえ)、建舞(たてまい)と呼ばれることもあります。英語では「トッピングアウトTopping out」というそうです。
「Top」が入っているあたり、言葉の雰囲気が似ています。
各文献によると、日本では平安時代初期から行なわれ、中世の頃に他の建築儀式と共に広まったそうです。江戸時代前までは家が完成までの建築儀式が数多くあったようですが、だんだんと上棟式だけ行なわれるようになったのだそうです。
以上のように、式典や文化的な側面が強いです。
一方で、職人さんをもてなす「お祝い」や、親戚や近所の方々への「お披露目」、家づくりにおける思い出づくりの意味もあります。
上棟式(じょうとうしき)って何をするんですか?
上棟式は以下の流れで行われます。
所要時間は30分~夜明けまで、お客様次第です。
ホームナビゲーターや、工務担当が司会をさせていただきます。
お弁当を用意して、上棟式後に宴をする場合があるからでしょう。夕方に始まることがほとんどです。
屋根に上る場面があるので、外が明るいうちに始めます。
お浄め
屋根の四隅にお餅を置きます。
お施主様・工務・大工の3人がそのお餅を置いた屋根の四隅に御酒・塩・米を順番に撒いていきます。お酒は、地鎮祭の時のものがあればお持ちください。お米は2合、塩は300gが目安です。鹿児島では、もちろん焼酎でかまいません。
4方向を向いて拝みますが、撒き終えたら、屋根の中心に戻ります。 ○○の方角に向かって、二礼二拍手一礼をし、その後、乾杯をします。
<○○の方向について>特に決まっていない、というのが正直なところです。一般的には南か、神事の際に拝みやすい方向にすることが多いです。お客様によっては、鬼門を向いたり、神道の氏神様の方向を向いたりされます。
餅まき
上棟式といえば餅まき、というイメージの方が多いでしょう。
お餅(365個)・お金(365枚)・お菓子を投げます。最近では、簡素化志向のため餅まきをしないという方も多いです。当社の感覚では、約4割の方が餅まきをし、約6割の方は省略しています。
餅まきをする場合の、お金とお菓子の目安は以下の通りです。
【お金】
- 7,770円パターン:100円玉24枚・50円玉49枚・10円玉292枚
- 8,880円パターン:100円玉11枚・50円玉106枚・10円玉248枚
- 11,110円パターン:500円玉6枚・100円玉48枚・50円玉5枚・10円玉306枚
- 31,100円パターン:500円30枚・100円100枚・50円100枚・10円85枚・5円50枚
※一枚、一枚白い紙に包みます。
【お菓子】
呼ぶ人数によりますが、15000円程度のお菓子。
飴や小分けされたお菓子(おかきやスナック菓子などのファミリーパック)がよいです。拾う方に当たっても、怪我をさせないものという基準が一番です。
暖かい季節は、チョコレート類は避けてください。
※あくまで目安なのでお施主様の用意できる量を準備しましょう。
以上で、正式な上棟式は終了です。
昔は、このあと宴会を催すという文化がありました。
最近でも、約1割の方がご親族等を呼んで、盛大な宴をされます。
当社では上棟式の後、上棟セレモニーを以下の流れで行います。
手形押し
お施主様ご家族の手に絵の具を塗り
好きな柱、もしくはアイフルホームが用意した
ベニヤ板に手形を押し、名前を書きます。
身長計
お施主様ご家族の身長を一人ずつ、柱に、印をつけて名前を書きます。
ドリフトピン差し入
お客様と一緒に節目を迎えるべく、
上棟式の日には、ドリフトピンという金具を刺し込む工程を1ヶ所残してあります。
この金具を刺し込むことで、骨組みの完成といえます。基礎構造を一緒に完成させましょう。
用意するものは?
地鎮祭と違い、玉串料やお供え物は特に必要ありません。
御酒・塩・米のみ、ご用意お願いします。
餅まきをする場合は、せっかくですのでお客様自身で用意をしていただきます。
家の仕様を決める息抜きに、硬貨・お菓子・餅を選んでいただければと思います。
「餅をついて小分けの袋に入れる」作業が面倒だ!という方へは、
そんな状態まで用意してお餅を売っているところを、こっそり紹介します。
あくまでお気持ちですが、大工さん(棟梁)へご祝儀をお渡しするのが一般的です。
「寸志/お名前」と書きます。
10,000円が相場です。
女性は屋根に登っちゃいけない?
暗黙のルールとして、「女性が屋根に登ってはいけない」とされています。
家の神様が女性なので、嫉妬してしまうのだとか。
豆知識ですが、
トンネル工事中に女性が山へ入ってはいけないという、似たルールも世の中にはあります。
当社は、女性のお客様に「登りたい!」と言われれば、
そういったルールがあることを、一度はご説明させていただきます。
しかしながら、「どうしても、登りたい!」と言われれば、強く止めはしません。
本格的にやりたい!もっと詳しく教えて?
調べたところ、もっと本格的な上棟式には
・工事関係者へ赤タオルを渡す
・棟木に幣束(ヘイグシ)を立てる
・破魔矢を飾る
・棟梁さんに唄ってもらう
・宮司さんに祝詞(のりと)を呼んでもらう
といったコンテンツがあるようです。
ここまでされるお客様は、現代ではなかなか珍しいです。
どこまでやるかは、お客様次第です。
「棟上まで工事が完了したことに感謝し、無事建物が完成することを祈願する」ことができれば、上棟式は成功だと考えます。